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■ 仁義なき戦い

いろんなヤクザ映画があるが、この作品はドキュメンタリータッチで描かれており、役者が脚本通りに演じているということを忘れてしまう迫力がある。

晩酌しながら見ていると、いつの間にか目がすわってしまう…。
そして一瞬、この任侠の世界、極道、ヤクザというものが格好良く思えてしまうのだが、作品中では、視聴者に向けそうではないと諭している。

四作品目の代理戦争では世論を敵にしては生き残れないと政治結社に鞍替えする姿や、暴力団を撲滅するべく、ヤクザのささいな失態まで記事にしようとする新聞社の姿が描かれている。

そして、痛烈なのは、広島死闘編のラストのナレーション。

「抗争が始まれば、多くの若者の命が失われるが、その死が報われたことは、かつて一度も無い。」

正直者が馬鹿を見る世の中では決してならない。
巨人の星でも言っていた。「馬鹿正直こそ尊い。」

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